きままシネマ148「パブリック 図書館の奇跡」
2020-72
「パブリック 図書館の奇跡」
( The Public )
Filmarksさんのオンライン試写会に当たりまして、鑑賞
実際に起こったエピソードを元に長い年月をかけて製作されただけあって、
内容に矛盾やこじつけがなく、深みのある久々の良作だと思います。
真面目な図書館員として働き、トラブルや揉め事も穏便に済ませようと努力する
主人公スチュアート(エミリオ・エステベス氏)
ホームレス達の占拠に戸惑いながらも手を貸してしまうのには、
彼自身の過去が関係していました
図書館に救われた彼だからこそ、
他のホームレス達にも図書館が再起のきっかけになってくれれば
と願うのではないかと思います
最近はエリートだったり、退役軍人だった方がホームレスになることも多く、
アメリカでのホームレス問題の深刻さが窺える作品です。
(映画でも、ドラマでもよく取り上げられる問題ですね)
ドキュメンタリーのようでもあり、
クスッと笑えるシーンもあり、
時にほろりとするシーンもあり、
うまくまとめられていると思います
アレック・ボールドウィン氏演じる交渉人と息子のエピソードは
もう少し膨らみを持たせて欲しかったです。
尺の問題でしょうか
次期市長候補(クリスチャン・スレーター氏)と選挙広報陣営が
戦略を練るシーンではいただけない発言があり
いくらジョークとはいえ、個人的にちょっと不快でしたね。
(何と言ったかはここでは控えます)
フレッシュトマトとバジルのピザ、美味しそうで食べたくなりました(笑)
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余談ですが、私自身図書館が好きで利用します。
が、本作同様ホームレスの方が多く、ニオイがこたえます、、、
どこの国でも同じような問題があるんだなとは思いますが、
解決の糸口が見つかることを願います、、、
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